薬師寺東塔基壇土 鉄釉ぐい吞 尾西楽斎
薬師寺東塔基壇土 鉄釉ぐい吞 尾西楽斎
幅 : 7.6cm 高さ :4.4cm
尾西楽斎様が手掛けた「薬師寺東塔基壇土鉄釉ぐい吞」は、奈良の薬師寺東塔の基壇から採取された貴重な土を用い、伝統的な鉄釉技法で制作された一品です。このぐい吞は、歴史ある土と古来より伝わる陶芸技術が見事に融合した作品であり、その風合いと色彩は、使い手に深い感動をもたらします。
薬師寺東塔基壇土の使用
このぐい吞には、薬師寺東塔の基壇から採取された土が使われており、その土の特性が茶碗の色彩と質感に豊かな表情を与えています。歴史の深みを感じさせるこの土は、熟練の技によって命を吹き込まれ、ぐい吞全体に独特の風合いをもたらしています。
鉄釉技法の伝統
鉄釉陶器は、釉薬に含まれる鉄分が黒色、茶色、黒褐色、柿色などの多彩な色を生み出す技法であり、古来より東洋で独自の発展を遂げた焼物です。特に中国宋時代には多くの名品が生まれ、日本や東南アジアにも影響を与えました。日本では鎌倉・室町時代に瀬戸で焼かれた鉄釉陶器が茶道の普及と共に発展し、今日では伝統的な技法を基に創意工夫が加えられた高度な芸術表現が可能となっています。
鉄釉ぐい吞の美しさ
この「薬師寺東塔基壇土鉄釉ぐい吞」は、鉄釉の深い色合いと複雑な表情が特徴であり、尾西楽斎様の手による高度な技術と美的感覚が融合した逸品です。釉薬の流れや鉄分による色の変化が、ぐい吞に独特の風情を与え、使うたびにその奥深い魅力を感じることができます。
ぐい吞の文化と実用性
ぐい吞は、お猪口に比べて深さと口径が大きく、「ぐいぐい」と酒を楽しめるサイズが特徴です。このぐい吞は、家飲みや日常の酒席で気軽に日本酒を楽しむ際に最適な酒器であり、鉄釉の豊かな色彩が飲む時間をより特別なものにしてくれます。
伝統と革新の融合
「薬師寺東塔基壇土鉄釉ぐい吞」は、歴史ある土と伝統技法を組み合わせた一品であり、その美しさと実用性を兼ね備えた作品です。このぐい吞は、日常の中で使うたびに歴史や文化、卓越した技術を感じることができ、豊かな時間をもたらしてくれます。20
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