花入 市野元和

高さ : 20.5cm　幅 : 10cm×9.5cm

共箱　高さ : 25.5cm　幅 : 15.0cm×15.0cm

自然釉の美しさ

丹波窯変の自然釉による美しい緑色が、この花入の最大の魅力です。自然釉の微妙な変化が、光の加減によって様々な表情を見せ、花を引き立てます。市野元和様の卓越した技術が、この自然釉の美しさを最大限に引き出しています。

繊細な技術とデザイン

市野元和様の花入は、伝統的な技法と現代的なデザイン感覚が見事に融合しています。シンプルな形状ながらも、細部にまでこだわったデザインが、花の美しさを引き立てます。伝統を守りつつ、新しい感覚を取り入れたこの作品は、時代を超えて愛される逸品です。

多用途なデザイン

この花入は、茶道具としての使用はもちろんのこと、日常のインテリアや特別な席での装飾品としても優れた存在感を示します。花を活けることで、その美しさがさらに引き立ち、空間に豊かな彩りを添えます。

市野元和様のプロフィール

日本工芸会の正会員であり、神戸芸術工科大学造形表現学科の教授を務めた陶芸家です。昭和31年3月8日生まれ、昭和53年に関西学院大学を卒業後、数々の受賞歴を誇ります。1991年には日本伝統工芸展で高松宮記念賞を受賞し、その受賞作は文化庁に買い上げられました。また、国内外の多くの展覧会に出品し、評価されています。

主な受賞歴

• 日本伝統工芸展 高松宮記念賞受賞
• 日本陶芸展
• 中日国際陶芸展
• 田部美術館「茶の湯の造形展」奨励賞
• 日清食品「めん鉢展」優秀賞
• 兵庫県工芸美術作家協会展 大賞
• 県展 伊藤文化財団賞
• 国際交流基金世界展 選抜
• 兵庫県芸術奨励賞
• 日本伝統工芸近畿展 監査委員
• 日本伝統工芸50周年記念展「わざの美」選抜
• 2007年 田部美術館「茶の湯の造形展」大賞