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刷毛目丹波茶盌 北村圭泉

刷毛目丹波茶盌 北村圭泉

通常価格 ¥88,000
通常価格 セール価格 ¥88,000
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税込。 配送料はチェックアウト時に計算されます。

高さ : 7.0cm 幅 : 15.5cm×14.8cm

共箱 高さ : 10.5cm 幅 : 18.0cm×18.0cm

刷毛目丹波茶盌 「北村圭泉作」 ― 伝統と自然美が調和する逸品


刷毛目が織りなす独特の美しさ

「刷毛目丹波茶盌 北村圭泉作」は、白化粧土を刷毛でさっと拭き取ったような「刷毛目」の美しさが最大の魅力です。内側には均一に塗られた白泥が、外側の刷毛の濃淡と対比を成し、それぞれ異なる表情を見せます。この対照的なデザインが茶盌全体に深みを与え、見る者の目を惹きつけます。内外で異なる刷毛目の風合いが、この作品に唯一無二の魅力をもたらしています。


朝鮮王朝時代の伝統を継承

刷毛目茶碗のルーツは、朝鮮王朝時代初期、忠清南道公州近郊の鶏竜山麓で焼かれた作品に遡ります。本作品はその歴史と伝統を受け継ぎつつ、現代的な感性を加えた一品です。北村圭泉様の手によるこの茶盌は、古来の技法に敬意を払いながらも新たな美を追求し、日本の茶道文化に深く根ざした作品となっています。


手に馴染む形状と自然な風合い

この茶盌は、わずかに湾曲した器形が手にしっくりと馴染むよう設計されています。大きさは日常使いに適したサイズであり、実用性と美しさを兼ね備えています。また、器表面の「ひっつき」は、窯の中で偶然に生じたもので、意図的に歪めたものではありません。この自然が生み出した風合いが、作品に温かみと独特の個性を与えています。


匠の技術と窯変が生む唯一無二の作品

北村圭泉様の卓越した技術は、刷毛目の表現において特に際立っています。手作りならではの微妙な濃淡や線の表情が、一つとして同じものがない特別感をもたらしています。さらに、窯の中で偶然生まれる変化がこの茶盌に生命を吹き込み、自然の力と匠の技が織りなす調和が見事に表現されています。


丹波の伝統と現代感覚が融合した「刷毛目丹波茶盌」

北村圭泉様の「刷毛目丹波茶盌」は、伝統的な技法と現代的な美意識が見事に融合した作品です。茶席での使用はもちろん、インテリアとしても空間を彩る存在感を放ちます。その温かみのあるデザインと実用性は、茶の湯を一層特別な体験にしてくれることでしょう。


ぜひ、この「刷毛目丹波茶盌 北村圭泉作」をお手元に置き、丹波焼の伝統と自然美が織りなす魅力をご堪能ください。日々の茶の湯のひとときに、格別の彩りを添える逸品です。

圭泉窯 北村圭泉 略歴

1955年 兵庫県丹波立杭に生まれる。篠山鳳鳴高校卒。父の初代圭泉について専ら習うが、早くから近隣の三田青磁(大正期末廃窯)に心を引かれ、青磁焼成をも試みる。
1979年 父他界後、2代目圭泉として、一層丹波立杭焼(主として焼締・灰釉・白陶の茶陶や日常用諸器を焼く)と青磁器製作の両面に没頭する。
1992年 神戸市の(財)兵庫県陶芸館主催の第5回海外陶芸の旅に参加、研究の目的で華南(泉州・厦門・広州など)の古窯や博物館へ赴く。
1993年 兵庫県陶芸館で個展を開催。丹波立杭焼の異才として注目される。
1994年 田部美術館主催の第11回茶の湯の造形展(文化庁など後援)に井戸茶碗入選。
1995年 田部美術館主催の第12回茶の湯の造形展で丹波刷毛目灰釉茶碗が奨励賞受賞。第42回日本伝統工芸展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選・松下賞受賞。
1996年 田部美術館主催の第13回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選。大阪府日中友好協会の協力により浙江省龍泉窯を訪問、現地の青磁専門家と交流を深める。
        第4回'96淡交ビエンナーレ茶道美術公募展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選。
1997年 田部美術館主催の第14回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選。
    大阪府日中友好協会の協力により浙江省龍泉窯を訪問、国家級の古窯跡大窯見学、青磁専門家と交流を深める。
    東武百貨店にて個展。
1998年 田部美術館主催の第15回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
    第5回’98淡交ビエンナーレ茶道美術公募展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
1999年 田部美術館主催の第16回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
2000年 田部美術館主催の第17回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
2001年 田部美術館主催の第18回茶の湯の造形展に丹波柿の蔕茶碗入選
2002年 北京での龍泉青磁展覧会開幕式に参加
2003年 ギャラリー「青山」にて個展
2004年 田部美術館主催の第21回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
2005年 田部美術館主催の第22回茶の湯の造形展に丹波粉引茶碗入選
2006年 田部美術館主催の第23回茶の湯の造形展に丹波黒釉茶碗入選
2007年 田部美術館主催の第24回茶の湯の造形展に丹波黒釉茶碗入選
2008年 篠山「内山画廊」にて個展
2009年 田部美術館主催の第26回茶の湯の造形展に丹波粉引茶碗入選
2010年 田部美術館主催の第27回茶の湯の造形展に丹波筒描茶碗入選
2015年 登窯修復実行委員会 副委員長(2014年)
2018年 最古の登窯での竹の焼成研究に参加
2019年 兵庫県技能顕功賞受賞

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    作品の色合いなどは、画像を表示する環境により若干異なることがございますが、ご理解の程お願いいたします。

    作品により貫入などによる、茶碗への染み込みが発生することがございますが、それも経年変化の味わいとしてご理解いただきますようお願いいたします。

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