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青白磁面取鶴首花入 井倉幸太郎

青白磁面取鶴首花入 井倉幸太郎

通常価格 ¥66,000
通常価格 セール価格 ¥66,000
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幅 : 8.5cm 高さ :31.7cm 

ご紹介

「青白磁面取鶴首花入」は、青白磁の澄んだ色合いと、優雅に伸びる鶴首形状が見事に調和した花入です。鶴首とは、首が細長く伸びた形を意味し、この作品ではその美しいフォルムと面取による立体感が融合し、伝統的な花入にモダンな美しさを加えた作品となっています。青白磁の涼やかな釉薬と鶴首のシンプルで洗練されたラインが、空間に上品さと静けさをもたらします。

青白磁の美しさとその魅力

青白磁は、白磁の一種で、釉薬に含まれる微量の鉄分によって淡い青白色に発色することが特徴です。透き通るような青白色は、まるで晴れ渡った空や穏やかな水面を想起させる清涼感を持ち、その静かな気品は見る者に安らぎを与えます。青白磁の作品は、その釉薬を厚くかけることから、焼成中の温度管理が非常に難しく、高度な技術が求められますが、井倉様はこの難題に挑戦し、見事な完成度を誇る作品を生み出しています。

面取技法による繊細な造形

この花入のもう一つの大きな特徴は、面取技法による美しい立体感です。面取とは、器の表面を削り、複数の面を作り出す技法で、井倉様の繊細な削り技術が、この作品の表情を豊かにしています。鶴首の優雅なラインと面取によるシャープな造形が一体となり、見る角度によって異なる光の反射や陰影を楽しむことができます。特に、光が当たると釉薬の透明感と面取の立体感が相まって、品格と静けさを兼ね備えた美しい景色が広がります。

鶴首形状の優雅さ

「青白磁面取鶴首花入」は、その名の通り、鶴の首のように細長く伸びた優雅な形状が特徴です。この鶴首形状は、古くから日本の茶道や華道において美しさと品位の象徴とされてきました。井倉様の花入は、この伝統的な鶴首のフォルムを現代的に解釈し、面取によるシャープなラインを加えることで、独特の存在感を放っています。この細長く繊細なラインが、青白磁の清涼感と相まって、空間に洗練された美しさをもたらします。

固有の美学と技術

青白磁の世界において、伝統と革新を見事に融合させた作品を数多く生み出してきました。この「青白磁面取鶴首花入」もまた、卓越した技術と鋭い美的感覚が存分に発揮された作品です。面取による細やかな作業と、青白磁の美しい発色を最大限に引き出す釉薬の使い方は、彼ならではの特徴と言えるでしょう。また、この作品は、塚本快示氏への敬意が込められており、空間全体を洗練された美しさで満たす力を持っています。


「青白磁面取鶴首花入 井倉幸太郎作」は、青白磁の透明感と鶴首形状の優雅なライン、そして面取技法による繊細な造形が見事に融合した作品です。この花入は、伝統的な美しさを保ちながらも、モダンな感性を織り交ぜた一品であり、空間に静謐で上品な雰囲気をもたらします。

 

井倉幸太郎 〒630-1231奈良県奈良市柳生下町二四六

昭和五十四年  剣豪の里、柳生で柳生焼窯元の長男として生まれる

平成十四年  大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業 冨士原恒宣氏に師事 陶芸教室の講師に就任(平成十七年退社)

平成十七年  柳生で作陶活動開始 現在、「青白磁・白磁・柳生燒」の作品を制作し、個展等を中心に活動中

第六十一回、奈良県美術展覧会 最高賞受賞 第四十回、日本伝統工芸近畿展入選 第九回・第十二回、国際陶磁器展美濃入選 第五十八回・六十回、日本伝統工芸展入選 第二十二回、日本陶芸展入選 第三十二回、日本煎茶工芸展 自由民主党総裁賞受賞

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