商品情報にスキップ
1 7

柳生焼辰砂鶴首瓶 井倉敏夫

柳生焼辰砂鶴首瓶 井倉敏夫

通常価格 ¥110,000
通常価格 セール価格 ¥110,000
セール 売り切れ
税込。 配送料はチェックアウト時に計算されます。

幅 : 10.8cm 高さ :20.7cm

ご紹介

「柳生焼辰砂鶴首瓶」は、伝統的な柳生焼の技術と、辰砂の美しい赤色が見事に融合した逸品です。細長い首を持つこの優雅な瓶は、まるで鶴が天に向かって首を伸ばすかのような気品を漂わせ、茶道や花道など、日本の伝統美の中に自然と調和する存在感を持っています。

鶴首の形状と優雅さ

この「鶴首瓶」は、まさに鶴の優雅な姿を象徴するように、長く細い首とやや広がった胴が美しいバランスを保っています。その形状は、飾る場所によって独特のシルエットを演出し、空間全体に洗練された雰囲気を与えます。鶴首のデザインは、日本の伝統的な器形の一つとして長く愛されてきましたが、井倉敏夫様の作品では、その形状に現代的な洗練さと美しさが加わり、より一層の品格を感じさせます。

辰砂の歴史と神秘的な色彩

「柳生焼辰砂鶴首瓶」には、井倉家が誇る高度な釉薬技術によって施された鮮やかな辰砂が用いられています。辰砂は、その赤色の美しさと歴史的な背景から、古代より神秘的な存在として崇められてきました。特に中国では「龍の血」とも称され、皇帝や貴族たちの間で不老不死や魔除けの象徴として珍重されてきた歴史があります。また、辰砂は西洋では「シナバー」として知られ、その朱色の鮮やかさから、古代ローマ時代にも顔料や装飾品として高く評価されてきました。この鶴首瓶に使用されている辰砂の釉薬は、井倉敏夫様の熟練の技術によって丁寧に施され、厚く重ねられた釉薬が見る者を引き込む深みのある色彩を生み出しています。光の当たり方によって微妙に表情を変えるこの辰砂の赤は、静かな空間に動きと活力を与え、見る者の心を捉えて離しません。

柳生焼の伝統と井倉敏夫様の技術

柳生焼は、剣聖の里、奈良・柳生に伝わる幻の焼き物として知られています。その歴史は、柳生十兵衛の祖母である春桃御前が馬頭観音を焼いたことに由来し、長い間途絶えていた窯が井倉家によって再興されました。その伝統を守りつつも、現代的な感性を取り入れた独自の作品を生み出してきました。この「辰砂鶴首瓶」は、高度な釉薬技術と、独特の造形美が見事に融合した作品です。細部にまでこだわった造形は、瓶の形状だけでなく、辰砂の発色と調和し、全体として非常に完成度の高い一品に仕上がっています。

辰砂鶴首瓶の実用性と美

「柳生焼辰砂鶴首瓶」は、単なる美術品としての価値だけでなく、花器としても実用性を兼ね備えています。長い首の形状は、花を生けた際に自然なバランスを保ち、花の美しさを一層引き立てます。また、その鮮やかな辰砂の赤色が花の色彩と調和し、室内の装飾品としても圧倒的な存在感を放ちます。


「柳生焼辰砂鶴首瓶 井倉敏夫作」は、その美しい辰砂の赤と、鶴のような優雅な形状が見事に融合した作品です。卓越した技術と柳生焼の伝統が一体となり、実用性と美しさを兼ね備えた特別な花器です。

 

井倉 敏夫 1938年生

【受賞歴】

・「第27回奈良県展」知事賞
・「第2回天展」入選
・「奈良県美術協会」奨励賞
・「ふるさと奈良コンテスト」伝統工芸の部 4位入賞
・「奈良県優良観光土産品推奨審査会」 奈良工芸協会理事長賞
・「奈良新作土産品展」奈良商工会議所会頭賞
・「第34回日本民芸公募展」入選

 【所属団体】

奈良県美術協会、奈良県工芸協会、奈良県産業共励会
陶芸の集い「陶苑」主宰 

【師等】

井倉喜太郎(父)
後継者 井倉幸太郎

【信念・生き方等】

柳生兵法新陰流に臼く「活人剣」即ち、人を殺さず人を活かす、永久平和、共存共栄の心を学ぶ。

詳細を表示する
  • 【丁寧に、お送りいたします】

    それぞれの商品に合った形態で、丁寧に梱包いたします。

    また、作品(器など)により、納期は変わります。

    商品の引渡時期は、ご注文確認後、共箱準備済み商品は7営業日以内に出荷させていただきます。共箱を新たに製作する商品は45営業日以内に出荷させていただきます。

    いずれも、ご注文を確認いたしましたら、当店より納期をメールにてご連絡いたします。

    梱包のこだわりについて

  • 【陶器をご購入の際のお願い】

    作品ごとに、出来るだけ詳細をご確認いただけるように画像を掲載しておりますが、ご不明な点はお問い合わせください。

    作品の色合いなどは、画像を表示する環境により若干異なることがございますが、ご理解の程お願いいたします。

    作品により貫入などによる、茶碗への染み込みが発生することがございますが、それも経年変化の味わいとしてご理解いただきますようお願いいたします。

    作品の取り扱いについて