商品情報にスキップ
1 8

青白磁輪花花入 井倉幸太郎

青白磁輪花花入 井倉幸太郎

通常価格 ¥88,000
通常価格 セール価格 ¥88,000
セール 売り切れ
税込。 配送料はチェックアウト時に計算されます。

幅 : 23.0cm 高さ :16.5cm 

ご紹介

青白磁の静謐な美

「青白磁輪花花入」は、青白磁の美しさが際立つ作品で、まるで静寂が器に宿ったかのような上品さと静かな存在感を持っています。青白磁は古来から珍重されてきた磁器であり、その清らかで淡い青みを帯びた白色が、見る者に涼やかさと透明感を感じさせます。この花入はその青白磁の特徴を余すことなく表現し、シンプルながらも奥深い美しさを湛えています。

輪花の繊細な造形美

「輪花」とは、花の輪のような形状を意味し、この作品ではその輪花のフォルムが特に印象的です。井倉幸太郎が手掛けたこの花入では、青白磁の優雅さに輪花の繊細な曲線が加わり、自然の花弁を思わせる柔らかなラインが全体に流れています。花の形を模した輪花のデザインは、まるで自然の美しさがそのまま器に宿ったかのようであり、その優美さに思わず目を奪われます。

端正さと軽やかさの調和

井倉幸太郎様の作品に共通する「端正さ」は、この「青白磁輪花花入」においても見事に体現されています。全体のフォルムは緻密でありながら、軽やかな輪花の造形が重さを感じさせず、見る者に心地よい静けさを与えます。端正な作りの中に、軽やかさと柔らかさが共存しており、その調和がこの作品をより一層魅力的なものにしています。

光と影が織りなす表情

青白磁の特徴的な質感と、輪花の繊細な曲線によって、この花入は光の加減で様々な表情を見せます。輪花の優美なラインに沿って生まれる陰影が、時間帯や光の角度によって微妙に変化し、まるで生きているかのような動きを感じさせます。光を受けた時には青白磁の涼しげな輝きが際立ち、静かな空間に置かれると、その落ち着いた色合いが空間全体を包み込むような存在感を放ちます。

機能美と芸術性を兼ね備えた花入

「青白磁輪花花入」は、花を活けるための器としての実用性と、鑑賞するための芸術性が高いレベルで両立しています。青白磁の清らかな美しさと、輪花の優雅なフォルムが、どのような花を活けてもその魅力を引き立てるため、日常使いにも特別な場面にもふさわしい作品です。花を活けない時でも、その造形美自体が空間を飾り、静かに佇む美しさを楽しむことができます。

青白磁と輪花の新たな境地

古来の青白磁の伝統に現代的な感性を加え、輪花という新たなデザインを取り入れることで、この花入に独自の魅力を吹き込んでいます。伝統を踏まえつつも、新しい視点で表現されたこの作品は、まさに井倉様の技術と美意識が結晶したものです。見る者に静かな感動を与え、花を活ける喜びを感じさせる作品として、多くの人々に愛されることでしょう。「青白磁輪花花入 井倉幸太郎」は、青白磁の持つ清涼感と、輪花の優美な造形が絶妙に組み合わされた逸品です。繊細でありながらも端正な作りが光と影の美しいコントラストを生み出し、日常の空間を特別なものに変えてくれます。花を活ける器としての機能を超えた芸術性が、この花入を永く愛される作品にしています。井倉幸太郎様の手によるこの青白磁の花入は、現代に生きる人々に新たな美の境地を見せてくれるでしょう。


井倉幸太郎 〒630-1231奈良県奈良市柳生下町二四六

昭和五十四年  剣豪の里、柳生で柳生焼窯元の長男として生まれる

平成十四年  大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業 冨士原恒宣氏に師事 陶芸教室の講師に就任(平成十七年退社)

平成十七年  柳生で作陶活動開始 現在、「青白磁・白磁・柳生燒」の作品を制作し、個展等を中心に活動中

第六十一回、奈良県美術展覧会 最高賞受賞 第四十回、日本伝統工芸近畿展入選 第九回・第十二回、国際陶磁器展美濃入選 第五十八回・六十回、日本伝統工芸展入選 第二十二回、日本陶芸展入選 第三十二回、日本煎茶工芸展 自由民主党総裁賞受賞

詳細を表示する
  • 【丁寧に、お送りいたします】

    それぞれの商品に合った形態で、丁寧に梱包いたします。

    また、作品(器など)により、納期は変わります。

    商品の引渡時期は、ご注文確認後、共箱準備済み商品は7営業日以内に出荷させていただきます。共箱を新たに製作する商品は45営業日以内に出荷させていただきます。

    いずれも、ご注文を確認いたしましたら、当店より納期をメールにてご連絡いたします。

    梱包のこだわりについて

  • 【陶器をご購入の際のお願い】

    作品ごとに、出来るだけ詳細をご確認いただけるように画像を掲載しておりますが、ご不明な点はお問い合わせください。

    作品の色合いなどは、画像を表示する環境により若干異なることがございますが、ご理解の程お願いいたします。

    作品により貫入などによる、茶碗への染み込みが発生することがございますが、それも経年変化の味わいとしてご理解いただきますようお願いいたします。

    作品の取り扱いについて