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鉄釉窯変酒盃 岡田優

鉄釉窯変酒盃 岡田優

通常価格 $183.00
通常価格 セール価格 $183.00
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幅 : 6.7cm  高さ : 5.3cm

鉄釉窯変酒盃(てつゆう ようへん しゅはい) 岡田優様作
――「宵闇をすくう小盃に、薄紫の星霧がゆらめく」


作品の趣き

黒みを帯びた鉄釉の深層に、青銀の光と赤紫の火間(ひま)がにじむ小さな盃。直線的に絞った下半と、すっと立ち上がる上半を一段で切り替え、すり鉢のような内壁が香気を抱きとめます。手取りはわずかに荒れた梨地—指腹にさらりと触れる心地。酒を注ぐと闇がいっそう深まり、わずかな灯りを銀砂が受けて淡い星雲を描きます。

作者のまなざし

岡田優様は「風景を器形に写す」を信条に、宇治・炭山の夜半をこの酒盃へ凝縮しました。鉄釉の闇 … 夜山の静けさ、銀蒼の皮膜 … 星霧のゆらぎ、薄紅の筋 … 炭火の熾り。掌に納め、酒を傾けるたびに、山里の夜景が盃の中で静かに移ろいます。


結び

ひと口の酒が星霧を湛え、薄紅の火間が温度を語る鉄釉窯変酒盃。晩酌の伴、客人への振る舞い盃として、夜の深まりとともにご愛用ください。使い込むほどに酒の成分が釉へ染み込み、闇の階層と光の粒子がさらに奥行きを増してゆきます。

略歴  
京都、清水五条に生まれる  
京都府立陶工訓練校成形科、京都市立工業試験場研修生を経て  
走泥社同人河島浩三氏の下で三年間陶技全般を学ぶ  
1987年、宇治市炭山にて独立、築窯  
2018年より 日本伝統工芸近畿展、鑑査審査委員  
2022年 日本伝統工芸陶芸部会展、鑑査審査委員

〈主な入選〉  
日本伝統工芸展、日本陶芸展  
菊池ビエンナーレ、  
茶の湯の現代展  
長三賞陶芸展、陶美展、  
益子陶芸展、  
伊丹国際クラフト展  
萩大賞展、  
神戸ビエンナーレ  
現代陶芸コンペティション、等

〈主な受賞〉  
1998年、使ってみたい北の菓子器展(優秀賞)  
2002年、京焼、清水焼展(KBS京都放送賞)  
2003年、BONSAIの器展(奨励賞)  
2008年、日本伝統工芸近畿展(日経新聞社賞)  
2009年、おおたき北海ライブ陶器展(NHK放送賞)  
2010年、おおたき北海ライブ陶器展(北海道新聞社賞)  
2012年、京都美術工芸ビエンナーレ(大賞)  
2013年、日本伝統工芸陶芸部会展(日本工芸会賞)  
 神戸ビエンナーレ現代陶芸展(準大賞)  
2014年、光州ビエンナーレ招待出品  
2016年、大阪工芸展(美術工芸大賞)  
2019年、大阪工芸展(準大賞)  
2022年、有田国際陶磁展(大賞、文部科学大臣賞)、等

現在、公益社団法人日本工芸会正会員、陶芸美術協会会員

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