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鉄釉窯変花入 岡田優

鉄釉窯変花入 岡田優

通常価格 $1,368.00
通常価格 セール価格 $1,368.00
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幅 : 13.0cm  高さ : 21.0cm

鉄釉窯変花入(てつゆう ようへん はないれ) 岡田優様作
――「山の夜、層雲を透かす星明かりをそのまま封じた黒の塔」


作品概観

静かな闇を思わせる鉄釉の黒。そこに還元焼成で生まれた銀灰のきらめきと、墨を散らしたような窯変の斑調が交錯し、見る角度ごとに星雲のような光を返します。段ごとに切り替わる胴の輪郭は山の稜線を重ねたかのようで、細身に立ち上がる頸が花姿を凜と引き締めます。


鉄釉窯変の景色

銀灰の瞬き
釉表に析出した鉄の結晶が淡い光を放ち、灯りの強弱で星屑のように揺らぎます。

墨散らしの斑文
炎の流れが釉を焦がし、雲が夜空を走るような模様を生みました。

還元火間(ひま)
段のエッジにうっすら赤紫が滲み、静かな闇に温もりを添えています。


作家のまなざし

岡田優様は「風景を器に写す」制作哲学のもと、宇治・炭山の夜空を思い描いて本作を手掛けました。段削りは山並みを連ねる風景線、銀灰の窯変は星明り、墨散らしは雲の影――静夜に立つ山を見上げた時の奥深い闇とほのかな光が、一器の中で呼吸しています。

略歴  
京都、清水五条に生まれる  
京都府立陶工訓練校成形科、京都市立工業試験場研修生を経て  
走泥社同人河島浩三氏の下で三年間陶技全般を学ぶ  
1987年、宇治市炭山にて独立、築窯  
2018年より 日本伝統工芸近畿展、鑑査審査委員  
2022年 日本伝統工芸陶芸部会展、鑑査審査委員

〈主な入選〉  
日本伝統工芸展、日本陶芸展  
菊池ビエンナーレ、  
茶の湯の現代展  
長三賞陶芸展、陶美展、  
益子陶芸展、  
伊丹国際クラフト展  
萩大賞展、  
神戸ビエンナーレ  
現代陶芸コンペティション、等

〈主な受賞〉  
1998年、使ってみたい北の菓子器展(優秀賞)  
2002年、京焼、清水焼展(KBS京都放送賞)  
2003年、BONSAIの器展(奨励賞)  
2008年、日本伝統工芸近畿展(日経新聞社賞)  
2009年、おおたき北海ライブ陶器展(NHK放送賞)  
2010年、おおたき北海ライブ陶器展(北海道新聞社賞)  
2012年、京都美術工芸ビエンナーレ(大賞)  
2013年、日本伝統工芸陶芸部会展(日本工芸会賞)  
 神戸ビエンナーレ現代陶芸展(準大賞)  
2014年、光州ビエンナーレ招待出品  
2016年、大阪工芸展(美術工芸大賞)  
2019年、大阪工芸展(準大賞)  
2022年、有田国際陶磁展(大賞、文部科学大臣賞)、等

現在、公益社団法人日本工芸会正会員、陶芸美術協会会員

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