薬師寺東塔基壇土 灰釉ぐい吞 尾西楽斎
薬師寺東塔基壇土 灰釉ぐい吞 尾西楽斎
幅 : 5.5cm 高さ :5.9cm
「薬師寺東塔基壇土灰釉ぐい吞」は、奈良の薬師寺東塔の基壇から採取された貴重な土を用い、灰釉を施した一品です。このぐい吞みは、伝統的な東アジアの陶磁器技法を忠実に守りつつ、現代の美意識を巧みに取り入れた作品であり、その品格と味わい深い風合いが特徴です。
薬師寺東塔基壇土の使用
このぐい吞みに使用されている土は、薬師寺東塔の基壇から得られた特別な素材で、その歴史的な背景が作品に一層の価値を与えています。土の自然な風合いが、尾西楽斎様の卓越した技術によって引き出され、ぐい吞みの表面に豊かな表情をもたらしています。
灰釉の伝統と復興
灰釉は、古代より東アジアで広く用いられてきた釉薬であり、木材や藁の灰を原料としています。特に中国や韓国、日本の陶器において、その重要性は高く評価されてきました。日本では、9世紀初頭に尾張の猿投窯で開発され、奈良・平安時代を通じて多くの名品が生み出されました。このぐい吞みは、そうした灰釉の伝統を受け継ぎつつ、現代においてもその美しさを新たに表現しています。
ぐい吞みとしての機能と美しさ
ぐい吞みは、お猪口よりも深さがあり、口径も大きいため、ゆったりとした飲み心地を提供します。この「薬師寺東塔基壇土灰釉ぐい吞」は、その素朴でありながらも高貴な佇まいが、家庭での日本酒のひとときを特別なものにすることでしょう。伝統と現代が見事に融合したこの作品は、尾西楽斎様の技と薬師寺東塔の歴史が織りなす、唯一無二の芸術品です。21
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