白釉彩茶盌 岡田優
白釉彩茶盌 岡田優
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幅 : 12.7cm×12.3cm 高さ : 9.2cm
白釉彩茶盌(はくゆうさい ちゃわん) 岡田優様作
――「淡雪の静けさに霞む山影を、一筋の風が抱きとめる」
月白に揺らぐ青のシルエット
雪解けのようにやわらかな白釉の肌に、淡い灰青が滲み込み、まるで朝霧に沈む山並みを遠望するかのような景色が浮かび上がっています。刷毛ではなく滲みそのものを生かした輪郭は、均質ではないがゆえに息づき、見るたびに違う山影を想像させます。
風を包む三方口のフォルム
三つの谷を描く口縁は、茶碗にそっと風を抱き込むような優しい曲線。手捻りで寄せた稜線が器全体に流れを生み、外側の青景と呼応して“風が雲を払う瞬間”をかたどります。指先で触れるとその稜線が静かに導き、掌の内に自然な収まりをもたらします。
白と青が紡ぐ余白の美
白釉は無垢な雪面のように静謐でありながら、内包されたわずかな温みが茶の翠をやさしく受け止めます。淡い青彩は強い主張を避け、あくまでも“余白の挿話”として視線を導く役割に徹しており、侘びと静寂を尊ぶ茶の湯の精神に寄り添います。
作家のまなざし
岡田優様は「風が器の内外をゆったりと吹くように」という言葉どおり、宇治・炭山に吹く静かな山風をこの茶盌に封じ込めました。白と青の交わりは、朝まだきの谷あいを漂う靄のよう。飾り立てるのではなく、自然の一瞬をそっと掌に据える――その姿勢が清らかな余韻となって茶席に広がります。
淡雪の白、霧なびく青、そして風を導く稜線。白釉彩茶盌は、手に取るたびに季節と時刻を映し替え、茶の湯の「一期一会」にしずかな詩情を運び込んでくれることでしょう。末永くご愛蔵いただき、その景色のうつろいをお楽しみください。
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