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天目釉酒盃 岡田優

天目釉酒盃 岡田優

通常価格 $213.00
通常価格 セール価格 $213.00
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幅 : 8.0cm  高さ : 5.2cm

天目釉酒盃(てんもくゆう しゅはい) 岡田優様作
――「星光をすくう黒瑠璃に、薄紅の月暈がそっと灯る」


星屑を抱く天目の景

深い鉄紺の天目釉は、灯りを受けると銀青の微光を湛え、あたかも夜空を映した鏡。口縁には還元炎が残した薄紅の火間(ひま)が細く巡り、盃に静かな温度を添えています。胴中央を横切る灰青のぼかしは、夜雲が月光を透かす一筋の霞。外肌の凹凸は星霧の凝結を思わせ、掌に伝わる感触までもが幽玄の一端となります。



作者のまなざし

岡田優様は「風景を器形に写す」理念のもと、宇治・炭山の夜半に瞬く星と月暈(つきがさ)をこの小盃に封じました。銀青の星屑 … 冬空の澄んだ星影。薄紅の火間 … 窯炎と明け方の月暈。灰青の霞帯 … 山裾を漂う夜霧。酒を注ぐたび、盃の内側で星屑が揺れ、霞がゆらぎ、月暈が淡く光ります。


結び

ひと口含めば、闇の奥から湧き上がる香と味わいが、星明かりのように舌に散ります。天目釉酒盃は、静かな晩酌にも、客人との酒宴にも、夜空の詩情を添える小宇宙。どうぞ末永く手元に置き、使い重ねるほど深まる闇と光の交響をお愉しみください。

略歴  
京都、清水五条に生まれる  
京都府立陶工訓練校成形科、京都市立工業試験場研修生を経て  
走泥社同人河島浩三氏の下で三年間陶技全般を学ぶ  
1987年、宇治市炭山にて独立、築窯  
2018年より 日本伝統工芸近畿展、鑑査審査委員  
2022年 日本伝統工芸陶芸部会展、鑑査審査委員

〈主な入選〉  
日本伝統工芸展、日本陶芸展  
菊池ビエンナーレ、  
茶の湯の現代展  
長三賞陶芸展、陶美展、  
益子陶芸展、  
伊丹国際クラフト展  
萩大賞展、  
神戸ビエンナーレ  
現代陶芸コンペティション、等

〈主な受賞〉  
1998年、使ってみたい北の菓子器展(優秀賞)  
2002年、京焼、清水焼展(KBS京都放送賞)  
2003年、BONSAIの器展(奨励賞)  
2008年、日本伝統工芸近畿展(日経新聞社賞)  
2009年、おおたき北海ライブ陶器展(NHK放送賞)  
2010年、おおたき北海ライブ陶器展(北海道新聞社賞)  
2012年、京都美術工芸ビエンナーレ(大賞)  
2013年、日本伝統工芸陶芸部会展(日本工芸会賞)  
 神戸ビエンナーレ現代陶芸展(準大賞)  
2014年、光州ビエンナーレ招待出品  
2016年、大阪工芸展(美術工芸大賞)  
2019年、大阪工芸展(準大賞)  
2022年、有田国際陶磁展(大賞、文部科学大臣賞)、等

現在、公益社団法人日本工芸会正会員、陶芸美術協会会員
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