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色絵祥瑞松竹梅徳利 宮川香斎

色絵祥瑞松竹梅徳利 宮川香斎

通常価格 $751.00
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高さ :13.0cm  幅 : 8.5cm

「色絵祥瑞松竹梅徳利」は、宮川香斎様が手がけた、京焼の伝統を反映した美しい徳利です。この作品は、祥瑞手(しょんずいで)と呼ばれる手法に基づいて制作されており、祥瑞とは中国明時代末に焼かれた青花(染付)磁器を模した技法です。この徳利は、祥瑞手の色絵版であり、交互に描かれる松竹梅の色彩豊かな文様と、呉須で描かれた地文様とのコントラストが巧妙に調和しています。松竹梅の組み合わせは、日本において吉祥のシンボルとされ、慶事や祝賀の場で広く用いられてきました。

松竹梅の意味と象徴

松竹梅は「歳寒三友」として中国から伝わり、松は常緑樹として不老長寿、竹は節を持ちながらも折れにくく真直ぐに伸びることから忍耐と成長、梅は寒さの中で花を咲かせることから純潔と希望を象徴しています。この3つの植物の組み合わせは、日本では特に祝い事の席や引出物などに広く使用され、縁起が良い文様として親しまれています。

徳利の歴史と語源

徳利(とっくり)は、日本酒を注ぐための伝統的な酒器であり、その登場は室町時代後半とされています。徳利の語源にはいくつかの説があり、朝鮮語の「トックール」(酒壺を意味する語)や、酒を注ぐ際の「とっくとっく」という音に由来すると言われています。この「色絵祥瑞松竹梅徳利」は、徳利の中でも特に優れた造形美と文様美を持ち、温和で雅やかな雰囲気を漂わせています。日本酒を注ぐ際にその形状が生み出す流れと、酒が注がれるたびに浮かび上がる美しい文様が、酒席に華やかさを加えます。

真葛焼の伝統技法

真葛焼は、京焼の中でも特に技法が豊富な焼物として知られ、仁清写し、乾山写し、上絵、染付、鉄絵、金欄手などの多様な技法を網羅しています。宮川香斎は、これらの技法を駆使し、時代に合わせた多彩な作品を生み出してきました。特にこの「色絵祥瑞松竹梅徳利」は、真葛焼の多様な技法が調和した逸品で、色絵の繊細さと染付の雅やかさが一体となった優美な作品です。

宮川家の歴史と影響

宮川家の陶芸の歴史は、江戸時代初期の1680年頃にまで遡り、京都で陶器作りを始めた初代宮川小兵衛政一から続く長い伝統があります。代々、時代に応じた焼物を制作し、茶の湯や煎茶道具を中心に、現代に至るまで多くの優れた作品を生み出してきました。宮川家は、京都の地に根差しながらもその技術と美を世界に広げ、特に茶陶作家として国内外で評価を高めてきました。

海外での評価と展望

真葛焼宮川香斎家の作品は、最近ではアメリカ、イギリス、フランス、中国など海外の多くのファンを魅了しています。華やかで気品あるデザイン、そして日本の伝統的な技法を駆使した作品は、国境を越えて高く評価されています。「色絵祥瑞松竹梅徳利」もまた、その伝統を体現し、国内外で多くの人々に親しまれている作品の一つです。宮川香斎様の作品は、日本の美を継承しつつ、現代の感性にも響く魅力を持っています。その雅やかで洗練された美しさは、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

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