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染付交趾波裏盃 宮川香斎

染付交趾波裏盃 宮川香斎

通常価格 $376.00
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高さ :5.0cm  幅 : 7.5cm

「染付交趾波裏盃 宮川香斎」は、真葛焼の伝統的な技術を活用しつつ、日本独特の美意識を反映した作品です。この盃は、染付技法と交趾技法を融合させ、波をテーマにした力強いデザインが特徴的です。波のデザインは、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の影響を受けており、日本の自然と陶芸の繊細さを融合させた芸術品です。

染付の技法

染付は、陶器の上に酸化コバルトを含む顔料で絵付けを施し、高温で焼き上げる技法です。中国の元時代に始まり、日本でも江戸時代に広く普及しました。染付の青と白のコントラストは、日本の美意識に深く根ざしており、この盃にもその伝統が反映されています。コバルトの青が鮮やかに浮かび上がり、波の力強さと流麗さを表現しています。

交趾焼の技法

一方、交趾焼は、鮮やかな色釉を施した陶磁器の技法で、特に茶道具として珍重されています。この盃においては、交趾焼の色彩豊かな技法が波の表現に生かされ、青、白、そして微妙な貫入(ひび割れ模様)が織り成す美しい景色が展開されています。交趾焼の技法による立体感のある装飾は、波がまるで動き出しそうな錯覚を生むほどの迫力があります。

宮川香斎様と真葛焼の伝統

この盃を作った宮川香斎様は、真葛焼の名工として知られています。真葛焼の歴史は、江戸時代にさかのぼり、茶道具や煎茶道具の製作で名声を得ました。宮川家は長い伝統を持ち、真葛焼の技術を現代まで継承しています。初代宮川香斎は真葛焼の創始者であり、現代に至るまでその伝統は宮川家によって守られています。7代目の宮川香斎様もまた、この伝統を引き継ぎながらも、独自の創造性を発揮しています。

「神奈川沖浪裏」との関連性

この盃のデザインには、葛飾北斎の有名な浮世絵「神奈川沖浪裏」が描かれています。波の動きや勢いが、この作品全体を支配しており、自然の力強さと美しさを同時に表現しています。北斎の作品に見られる劇的な構図や、波の細部に至るまでの描写が、盃の表面に生き生きと描かれています。

茶道具としての価値

この盃は、茶道の世界でも非常に高く評価されています。実用性と芸術性のバランスが絶妙です。茶の湯の席では、自然の美を感じることが重視されており、この盃の波のデザインは、その美的感覚を高める重要な要素となっています。「染付交趾波裏盃 宮川香斎」は、真葛焼の技術、染付と交趾の融合、そして北斎の「神奈川沖浪裏」へのオマージュを感じさせる逸品です。その力強い波のデザインは、見る者に自然の壮大さを感じさせつつ、繊細な技術が施された美しい芸術としても高く評価されています。

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