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鉄釉酒杯 猪飼祐一

鉄釉酒杯 猪飼祐一

通常価格 $174.00
通常価格 セール価格 $174.00
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税込。 配送料はチェックアウト時に計算されます。

幅 : 8.7cm    高さ :4.3cm 

ご紹介

猪飼祐一様による「鉄釉酒杯」は、伝統的な技法と現代的な感性が融合した逸品です。この酒杯は、小ぶりなサイズで手にしっくりと馴染み、持ちやすさと使い心地の良さを兼ね備えています。酒を注ぐと、鉄釉ならではの深みのある色合いが美しく光を反射し、卓上に上質な雰囲気を演出します。

鉄釉の魅力と色彩表現 この酒杯に施された鉄釉は、釉薬に含まれる鉄分によって生まれる独特の色彩が特徴です。深い黒色や茶色、黒褐色といった落ち着いた色調が、酒杯に重厚感と品格を与えています。猪飼祐一様は、鉄釉の微妙な調合と焼成技術を駆使して、表面に豊かな表情を持たせています。光の加減や見る角度によって、微細な色の変化や質感が楽しめるため、酒を注ぐたびに新たな美しさを発見することができます。

伝統と革新の融合 鉄釉陶器は、中国宋時代に数多くの名品が生まれ、天目【てんもく】とも称される東洋独特の焼物として発展してきました。その影響は日本にも及び、鎌倉・室町時代から瀬戸をはじめとする各地で制作が盛んになりました。この長い歴史と伝統を深く理解し、その上で現代的な美意識と創意工夫を取り入れています。伝統的な釉技【ゆうぎ】を継承しつつも、新たな表現方法を模索し、高度な芸術性を持つ作品に仕上げています。

質感と手触り この酒杯の表面は、滑らかでありながらも手仕事の温かみを感じさせる質感が魅力的です。鉄釉の持つしっとりとした光沢と、微細な凹凸が手に心地よい感触をもたらします。飲み口は薄く繊細に仕上げられており、口当たりが良く、酒の風味を一層引き立てます。底部の安定感もしっかりとしており、卓上での使用時に安心感を与えてくれます。

日常に寄り添う芸術品 は、日常の晩酌のひとときを特別な時間へと昇華させる力を持っています。小ぶりで持ちやすいため、手に取るたびに心地よさと喜びを感じることができ、酒が注がれた際の美しい反射が視覚的な楽しみを提供します。また、その高い芸術性と実用性から、贈答品としても喜ばれることでしょう。

多様な楽しみ方 この酒杯は、酒器としてだけでなく、小さな花を生けるミニ花器としても活躍します。鉄釉の深い色合いが、花の彩りを引き立て、空間に落ち着きと華やかさをもたらします。季節の草花を添えて、四季折々の風情を楽しむこともできます。

猪飼祐一様の「鉄釉酒杯」は、伝統的な技法への敬意と現代的な美的感覚が融合した、使う人の心を豊かにする一品です。日々の暮らしに上質な彩りを添え、長く愛用することでその魅力がさらに深まっていくことでしょう。

猪飼祐一 略歴
1963 (昭和38年)
・京都五条坂の陶器商に生まれる
1983 (昭和58年)
・京都府立陶工訓練校 成形科卒業
1984 (昭和59年)
・京都市立工業試験場 陶磁器研修修了
・重要無形文化財保持者 故清水卯一氏の指導を受け、
・六月 喜兵衛窯開窯(屋号の六代目壺屋喜兵衛より)
・清水卯一・保孝 両氏に師事
1985 (昭和60年)
・日本工芸会近畿支部展 初入選(以後、連続入選)
・チェラミスタ展 参加
1986 (昭和61年)
・日本伝統工芸展 初入選
1987 (昭和62年)
・一門展 蓬莱会(池袋西武) 卯月会(大阪松坂屋)に出品許さる
・日本工芸会近畿支部展で  松下賞受賞
・京都の時代を担う わん展 京都大丸
1988 (昭和63年)
・茶美会 参加 京都ミリエーム
1989 (平成元年)
・土の子会 結成 (清水卯一氏命名)
・日本工芸会近畿支部展で奨励賞受賞
1990 (平成2年)
・銀座 黒田陶苑にて初個展
・板橋 瑞玉にて個展
1993 (平成5年)
・大阪 三越にて個展(以後も開催)
1994 (平成6年)
・日本工芸会 正会員に認定
・松山 画廊きよみずにて個展(以後も開催)
・嵯峨大覚寺 花の陶展で奨励賞受賞
1995 (平成7年)
・京都 大丸にて個展(以後も開催)
・神戸 阪急にて個展(以後も開催)
1996 (平成8年)
・京都府南丹市日吉町に工房移転
・ぎゃらりい栗本にて個展 新潟長岡(以後も開催)
・京都在住現代陶芸家展 京都大丸
1997 (平成9年)
・陶考 三人展 新宿伊勢丹(近藤髙広氏・市野雅彦氏)
1998 (平成10年)
・京都俊英作家展 広島そごう
1999 (平成11年)
・下関 大丸にて個展
2000 (平成12年)
・遊にて個展 東京パレスホテル(以後も開催)
・洛中洛外ギャラリーにて個展 京都清水焼団地
・清華大学国際陶芸展に出品 中国北京
2001 (平成13年)
・第三十回日本伝統工芸近畿展において最高賞の近畿賞受賞
・天満屋にて個展 広島三原
2002 (平成14年)
・工芸いまにて個展 東京銀座
・三越本店にて個展 東京日本橋
・CRIA展出品 京都芸術センター
2003 (平成15年)
・第三十二回日本伝統工芸近畿展において滋賀県教育委員長賞受賞
・銀座 黒田陶苑 青瓷展(以後も開催)
・名鉄百貨店にて個展 名古屋
・現代韓日陶芸展出品 ソウルKUMHO美術館
・祇園小西にて個展 京都
2004 (平成16年)
・第三十三回日本伝統工芸近畿展において鑑査委員に就任
2005 (平成17年)
・京都 大丸美術画廊にて個展
・第三十四回日本伝統工芸近畿展より特待者出品
2006 (平成18年)
・陶三人展 京都高島屋
・現代陶芸家展出品 神戸そごう
・作家四人展 奈良近鉄
・ギャラリー和田にて個展 京都石塀小路(以後も開催)
・堂島ギャラリーにて個展 大阪(以後も開催)
・三越本店 美術画廊にて個展 東京日本橋
2007 (平成19年)
・六々堂にて個展 京都二年坂
・京阪百貨店にて個展 大阪守口
・登り窯 築窯
2008 (平成20年)
・ギャラリー卯甲にて個展 横浜馬車道
・近鉄百貨店にて個展 奈良西大寺
2009 (平成21年)
・高島屋にて個展 京都
・三越本店 美術画廊にて個展 東京日本橋
2010 (平成22年)
・板橋 瑞玉にて個展(以後も開催)
2011 (平成23年)
・JR大阪三越伊勢丹にて個展 大阪梅田
2012 (平成24年)
・六々堂にて個展 京都二年坂
・福岡三越にて個展 博多
・回廊ギャラリー門にて個展 茨城笠間
2015 (平成27年)
・阪急うめだ本店にて個展 大阪梅田(以後も開催)
2016 (平成28年)
・アトリエ ヒロにて個展 大阪淀屋橋(以後も開催)
2017 (平成29年)
・京都五条坂にも再び工房を構える
2018 (平成30年)
・ギャラリー山咲木にて個展 東京日本橋人形町(以後も開催)
2022 (令和4年)
・公益社団法人 日本工芸会近畿支部幹事長に就任
・公益社団法人 日本工芸会理事に就任
・一般財団法人 京都陶磁器協会理事に就任
・一般財団法人 KYOTO KILIN理事に就任
・五条坂で代々続いてきた陶器商を閉め改装開始
2023 (令和5年)
・「壺屋・喜兵衛・窯」ショウルームとして
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