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柳生焼辰砂茶碗 井倉幸太郎

柳生焼辰砂茶碗 井倉幸太郎

通常価格 $526.00
通常価格 セール価格 $526.00
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税込。 配送料はチェックアウト時に計算されます。

幅 : 11.0cm 高さ :8.3cm 

ご紹介

陶芸家・井倉幸太郎様が手掛けた「柳生焼辰砂茶碗」は、深みのある美しい辰砂の赤色が特徴的な抹茶碗です。この作品は、厚く塗り重ねられた辰砂の釉薬が、豊かな表情を見せ、圧倒的な存在感を放つ一品です。柳生の風土と井倉様の技術が融合したこの茶碗は、茶の湯の場に彩りを添える逸品です。

辰砂の歴史と神秘的な色彩

辰砂とは、その独特な赤い色合いと文化的な背景から名づけられた鉱物で、古代から神秘的な存在として多くの文化に影響を与えてきました。中国語の「辰砂」(chen shā)に由来するこの名は、「辰」が星宿を、「砂」が粉末状の形態を意味します。この辰砂は「龍の血」とも称され、その鮮やかな赤は古代中国では神秘的な力を象徴し、皇帝や貴族たちが長寿や魔除けを求めて珍重していました。西洋においても、「シナバー」として知られる辰砂は、古代ローマ時代から顔料や装飾品として用いられ、その朱色は高い価値を誇りました。この色彩は、古代から今日に至るまで、多くの文化において強力な象徴的意味を持ち続けています。

厚塗りの辰砂釉薬による深み

この茶碗は、井倉幸太郎様によって丁寧に塗り重ねられた辰砂の釉薬が特徴的です。厚塗りされた辰砂は、見る角度によって微妙に色合いが変化し、まるで生きているかのような質感を感じさせます。艶やかな赤色が深みを帯び、茶碗全体に神秘的でありながら力強い印象を与えます。

茶陶としての存在感

この辰砂茶碗は、茶の湯の場で圧倒的な存在感を発揮します。赤い辰砂が視覚的なインパクトを与える一方で、その色彩は和の空間や茶の湯の儀式に調和し、優雅さと品位を保ちます。茶碗としての実用性も高く、手に馴染む形状と、口当たりの良い仕上がりが、実際の茶会で使用する際の満足感をもたらします。

柳生焼の伝統を受け継ぐ

柳生焼は、奈良の山里・剣聖柳生の地に伝わる焼き物で、そのルーツは柳生十兵衛の祖母・春桃御前が馬頭観音を焼いたことに遡ります。この伝統は一度途絶えましたが、井倉幸太郎様がその4代目として現在も焼き物を作り続け、柳生焼の名を守り続けています。この「柳生焼辰砂茶碗」もまた、柳生の土地と伝統が生み出す独特の美しさを持ち、茶の湯の場に新たな価値を提供します。

鮮やかな辰砂の魅力

井倉幸太郎様が手掛けたこの「柳生焼辰砂茶碗」は、辰砂特有の鮮やかな赤色が見る者を魅了し、その文化的な背景と神秘性がさらに価値を高めます。伝統と革新が見事に融合したこの茶碗は、茶会の席を彩るだけでなく、観賞用としても心を引きつける美しさを持つ作品です。


「柳生焼辰砂茶碗 井倉幸太郎作」は、古代から神秘的な力を持つとされた辰砂の深紅が、現代の茶の湯に新たな魅力をもたらす逸品です。茶の湯を愛する方々にとって、この茶碗は特別な存在となり、豊かな時間を提供してくれることでしょう。

 

井倉幸太郎 〒630-1231奈良県奈良市柳生下町二四六

昭和五十四年  剣豪の里、柳生で柳生焼窯元の長男として生まれる

平成十四年  大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業 冨士原恒宣氏に師事 陶芸教室の講師に就任(平成十七年退社)

平成十七年  柳生で作陶活動開始 現在、「青白磁・白磁・柳生燒」の作品を制作し、個展等を中心に活動中

第六十一回、奈良県美術展覧会 最高賞受賞 第四十回、日本伝統工芸近畿展入選 第九回・第十二回、国際陶磁器展美濃入選 第五十八回・六十回、日本伝統工芸展入選 第二十二回、日本陶芸展入選 第三十二回、日本煎茶工芸展 自由民主党総裁賞受賞

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