窯変煎茶急須(宝瓶) 大西誠一
窯変煎茶急須(宝瓶) 大西誠一
高さ : 8.5cm 幅 : 12.5cm×10.5cm
共箱 高さ : 11.5cm 幅 : 13.4cm×13.4cm
窯変煎茶急須(宝瓶) – 大西誠一様の匠の技と自然が生み出す逸品
伝統と匠の技が宿る登り窯焼成
大西誠一様は、多くの丹波焼の窯元の中でも特に特徴的な制作方法を持つ名匠です。全ての作品を、伝統的な登り窯で焼成するというこだわりを貫いており、その焼成には赤松の割木を燃料として三昼夜かけて行います。この長時間の焼成により、作品は自然の力を宿し、独特の風合いと表情を生み出します。長く使用するほどに「使い味」と呼ばれる黒びかりが現れ、その魅力がさらに深まるため、長年にわたって愛用できる逸品です。
焼締窯変とは – 丹波焼の伝統を受け継ぐ技法
焼締窯変は、釉薬を一切使用せず、丹波焼本来の伝統的な技法で仕上げられます。大西誠一様は、江戸時代初期から続く丹波特有の登り窯を用い、赤松の割木の力で焼成を行います。この過程では素焼きも行わず、松割木を直に作品に当てることで、焼成中に自然に発生する色や模様の変化、いわゆる「窯変」が作品に宿ります。窯変による褐色や模様の美しさは唯一無二であり、まるで自然が作り出した芸術品のような趣があります。
窯変が描く褐色の美しさ
「窯変煎茶急須(宝瓶)」は、その褐色の美しさが最大の魅力です。自然の力によって生まれる色彩と模様の変化が、深みのある褐色のグラデーションを生み出し、大地の温もりを感じさせます。同じものが二つとない窯変の模様は、使用者に新しい発見をもたらし、見飽きることのない美しい表情を提供します。窯変の褐色は、茶器としての機能を超え、飾って楽しむ芸術品としても価値を持ちます。
煎茶用としての機能美と使いやすさ
この急須は、煎茶の香りと味わいを最大限に引き出すために設計されています。広口の形状は茶葉が開きやすく、繊細な香りを十分に引き出します。内側には細かいフィルターが設けられており、茶葉をしっかりとキャッチして澄んだお茶を淹れることができます。注ぎ口からはスムーズにお茶が流れ出し、持ち手の握りやすさも計算されたデザインで、使う人の手に心地よく馴染みます。
日常使いにも最適な高い実用性
「窯変煎茶急須(宝瓶)」は、煎茶だけでなく、ほうじ茶や玄米茶など幅広いお茶に対応できる万能性を備えています。そのシンプルで洗練されたデザインは、和洋を問わずどのようなテーブルコーディネートにも調和し、普段使いから特別な日の茶器としても活躍します。丈夫な作りで日常の使用にも耐え、長期間愛用することができます。
心豊かなひとときを提供する急須
この急須で淹れるお茶は、ただの飲み物ではなく、一杯ごとに心豊かな時間を提供します。窯変の美しい模様を眺めながら、日常の喧騒から離れた静かなひとときを楽しむことができます。忙しい日々の中で、自分を癒し、贅沢な時間を過ごすための特別な道具となるでしょう。大西誠一様が手掛けた「窯変煎茶急須(宝瓶)」は、自然と職人技が生み出す唯一無二の逸品です。その美しさと機能性をぜひお手元でお楽しみください。毎日のティータイムを特別なものに変え、日々の生活をより豊かで彩りのあるものにしてくれることでしょう。その使いやすさと窯変の魅力に、きっとご満足いただけるはずです。
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【陶器をご購入の際のお願い】
作品ごとに、出来るだけ詳細をご確認いただけるように画像を掲載しておりますが、ご不明な点はお問い合わせください。
作品の色合いなどは、画像を表示する環境により若干異なることがございますが、ご理解の程お願いいたします。
作品により貫入などによる、茶碗への染み込みが発生することがございますが、それも経年変化の味わいとしてご理解いただきますようお願いいたします。