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伊羅保茶碗 北村圭泉

伊羅保茶碗 北村圭泉

通常価格 $575.00
通常価格 セール価格 $575.00
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税込。 配送料はチェックアウト時に計算されます。

高さ : 8.5cm 幅 : 16.3cm×16.0cm

共箱 高さ : 12.8cm 幅 : 18.5cm×18.5cm

伊羅保茶碗 「北村圭泉作」 ― 侘び茶の真髄を宿す逸品


大振りで存在感のある形状

「伊羅保茶碗 北村圭泉作」は、そのダイナミックで深みのある立ち上がりが特徴です。高台から勢いよく直線的に伸びるシルエットが、茶席に独特の存在感をもたらします。この大振りな形状は、見た目の力強さだけでなく、手に馴染む使いやすさも兼ね備えています。茶碗を手に取る瞬間から、その堂々としたデザインが感性を刺激します。


伊羅保茶碗の歴史と由来

伊羅保茶碗は、日本の侘び茶文化と深い関わりを持つ伝統的な茶碗です。その起源は桃山時代から江戸前期にかけての高麗茶碗に遡り、李朝時代の朝鮮半島で作られた茶碗を元にしています。胎土や釉薬によるざらついた肌合いが特徴で、このざらざらとした感触が「イライラ」とした感覚をもたらすことから「伊羅保」と名付けられました。日本の茶人たちによって注文され、侘びの精神を象徴する道具として重宝されてきました。


見どころ ― 高台の梅花皮と釉薬の風合い

この伊羅保茶碗は、特に高台の梅花皮(かいらぎ)と呼ばれる表情が秀逸です。焼成中に生じる自然の景色が茶碗全体に豊かな表情を与え、見る者を魅了します。釉薬が作り出す微妙な色彩の変化や肌合いの質感も、まさに手仕事ならではの魅力です。


北村圭泉 ― 伝統と革新を融合させる匠

北村圭泉様は、日本の陶芸界で伝統と革新を融合させた作品で知られる作家です。伝統的な技法を尊重しながらも、現代的な感性を巧みに取り入れ、多くの茶人や陶芸愛好者に支持されています。この伊羅保茶碗にも、北村圭泉様の洗練された美意識と卓越した技術が存分に発揮されています。


侘び茶のひとときを特別に演出

「伊羅保茶碗 北村圭泉作」は、日本の侘び茶の湯の時間をより特別なものにします。素朴ながらも奥深いデザインと自然の美が調和したこの茶碗は、茶席に格別な雰囲気をもたらします。一杯の抹茶を味わうたび、その美しさと機能性に魅了され、心地よいひとときを提供します。


唯一無二の「伊羅保茶碗」を貴方の手元に

北村圭泉様の「伊羅保茶碗」は、侘びの精神と自然美が見事に融合した逸品です。茶席に品格と特別な存在感を与えるこの茶碗を、ぜひ手に取り、その魅力をご体感ください。日本の茶文化と歴史を日々の茶の湯でお楽しみいただけます。

圭泉窯 北村圭泉 略歴

1955年 兵庫県丹波立杭に生まれる。篠山鳳鳴高校卒。父の初代圭泉について専ら習うが、早くから近隣の三田青磁(大正期末廃窯)に心を引かれ、青磁焼成をも試みる。
1979年 父他界後、2代目圭泉として、一層丹波立杭焼(主として焼締・灰釉・白陶の茶陶や日常用諸器を焼く)と青磁器製作の両面に没頭する。
1992年 神戸市の(財)兵庫県陶芸館主催の第5回海外陶芸の旅に参加、研究の目的で華南(泉州・厦門・広州など)の古窯や博物館へ赴く。
1993年 兵庫県陶芸館で個展を開催。丹波立杭焼の異才として注目される。
1994年 田部美術館主催の第11回茶の湯の造形展(文化庁など後援)に井戸茶碗入選。
1995年 田部美術館主催の第12回茶の湯の造形展で丹波刷毛目灰釉茶碗が奨励賞受賞。第42回日本伝統工芸展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選・松下賞受賞。
1996年 田部美術館主催の第13回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選。大阪府日中友好協会の協力により浙江省龍泉窯を訪問、現地の青磁専門家と交流を深める。
        第4回'96淡交ビエンナーレ茶道美術公募展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選。
1997年 田部美術館主催の第14回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選。
    大阪府日中友好協会の協力により浙江省龍泉窯を訪問、国家級の古窯跡大窯見学、青磁専門家と交流を深める。
    東武百貨店にて個展。
1998年 田部美術館主催の第15回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
    第5回’98淡交ビエンナーレ茶道美術公募展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
1999年 田部美術館主催の第16回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
2000年 田部美術館主催の第17回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
2001年 田部美術館主催の第18回茶の湯の造形展に丹波柿の蔕茶碗入選
2002年 北京での龍泉青磁展覧会開幕式に参加
2003年 ギャラリー「青山」にて個展
2004年 田部美術館主催の第21回茶の湯の造形展に丹波刷毛目灰釉茶碗入選
2005年 田部美術館主催の第22回茶の湯の造形展に丹波粉引茶碗入選
2006年 田部美術館主催の第23回茶の湯の造形展に丹波黒釉茶碗入選
2007年 田部美術館主催の第24回茶の湯の造形展に丹波黒釉茶碗入選
2008年 篠山「内山画廊」にて個展
2009年 田部美術館主催の第26回茶の湯の造形展に丹波粉引茶碗入選
2010年 田部美術館主催の第27回茶の湯の造形展に丹波筒描茶碗入選
2015年 登窯修復実行委員会 副委員長(2014年)
2018年 最古の登窯での竹の焼成研究に参加
2019年 兵庫県技能顕功賞受賞

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    作品により貫入などによる、茶碗への染み込みが発生することがございますが、それも経年変化の味わいとしてご理解いただきますようお願いいたします。

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