丹波窯変芋頭水指　正元直作

高さ : 23.0cm　幅 : 18.2cm

丹波窯変芋頭水指 「正元直作様」――伝統と革新が融合する逸品

丹波焼の伝統が息づく独自の美

「丹波窯変芋頭水指 正元直作様」は、丹波焼の長い伝統を受け継ぎながらも、独自の美を備えた特別な作品です。特徴的な芋頭（いもがしら）形状と、窯変技法による自然な色彩の変化が見事に調和し、茶の湯の席に格別な雰囲気をもたらします。機能性と芸術性を兼ね備えたこの水指は、季節を問わずお使いいただける逸品です。

芋頭形状 ― 茶道具としての個性

芋頭水指は、すぼまった口元、肩のない丸みを帯びた形状、そして尻張りのフォルムが特徴です。その名の由来は、里芋を彷彿とさせるその形状にあります。この独特なフォルムは、茶の湯の席に特別な個性と品格を与え、見る者の心を惹きつけます。芋頭形状が醸し出す柔らかさと親しみやすさは、茶席に心地よい調和を生み出します。

窯変が生む自然美

正元直作様の水指は、丹波焼ならではの窯変技法を駆使して焼成されています。窯変によって生じる自然な色彩の変化は、焼成時の土と炎の対話によるもの。一点一点異なる模様や色合いが、手仕事の温もりと自然の力を感じさせます。その素朴でありながら深みのある風合いは、茶席での使用に最適な美をもたらします。

南蛮文化からの影響

芋頭水指のデザインには、南蛮（南洋地域）文化の影響が色濃く反映されています。インドシナやフィリピン、華南地方などから伝わった南蛮の焼締め造りは、茶人たちに愛され、茶道具として取り入れられてきました。古書にも「芋頭、土物也、当世の数寄者愛名之」と記されている通り、この素朴で力強いデザインは、茶道の歴史の中で深く根付いています。

四季折々の美を演出

「丹波窯変芋頭水指」は、春夏秋冬を通じて使用できる普遍的な美を持つ水指です。窯変による自然な色彩の変化は、四季折々の風情を引き立て、それぞれの季節の茶席に調和します。この水指を通じて、茶の湯の時間がより特別なものとなり、季節の移ろいを味わう喜びを感じられるでしょう。

直作窯 ― 丹波焼を支える伝統の窯元

「直作窯」は、丹波焼の中でも最も歴史のある窯元の一つとして知られています。正元直作様は、この伝統を守りながらも、現代の感性を取り入れた作品を生み出し続けています。その作品には、時代を超えた普遍的な美と、職人の卓越した技術が宿っています。

日常を彩る芸術 ― 「丹波窯変芋頭水指」

正元直作様の「丹波窯変芋頭水指」は、丹波焼の伝統を受け継ぎつつ、新しい美を切り開く逸品です。その独特な形状、窯変の自然な風合い、そして南蛮文化の影響が融合し、茶道具としての魅力を最大限に引き出しています。

この水指をお手元に置き、茶の湯の時間をより特別なものに変えてみませんか？

今すぐ、この丹波焼の逸品を手に取り、伝統と革新が生み出す美を日々の暮らしでご堪能ください。